「ボコボコにしてやる」は恐ろしい！自民党内の壮絶な仲間割れ
自民党内の旧安倍派が、次の総選挙を巡って大きな対立に直面しています。特に「ボコボコにしてやる」という過激な表現が飛び交う中、党内での緊張が高まっています。元復興大臣の平沢勝栄氏を始めとする大物議員たちは、「裏金議員」として党からの公認が得られず、選挙戦が不安視されています。
平沢氏は、資金管理団体「勝栄会」において多額の収入を収支報告書に記載しなかったことが発覚し、1年間の党役職停止処分を受けました。さらに、旧安倍派の有力メンバーである萩生田光一氏や下村博文氏も同様の問題を抱えており、無所属での出馬を余儀なくされる可能性が高い状況です。
「ボコボコにしてやる」という発言は、党内の強い怒りを反映しており、石破茂総理への不信感も広がっています。平沢氏は、石破総理が「先生に問題が起きることはない」と繰り返し言っていたにもかかわらず、裏切られた形になり、激しい怒りをあらわにしています。
特に、東京では旧安倍派の議員たちが次々と落選の危機に立たされています。萩生田氏の東京24区では、立憲民主党の有田芳生氏が対抗馬として立ち、有利な状況を狙っています。しかし、創価学会が有田氏を支持しない可能性もあり、選挙の行方は不透明です。また、丸川珠代元五輪担当大臣も資金問題を抱えており、支援者の反発が強く、苦戦が予想されています。
このように、自民党内では裏金問題を巡っての深刻な分裂が進んでおり、党全体の信頼が揺らぎかねない状況です。選挙戦が本格化する中、旧安倍派と石破政権の対立がどのような結果をもたらすのか、注目が集まります。
