小泉進次郎が選対委員長として独自色を打ち出したことで、元グラビアアイドルの森下千里が自民党の比例代表東北ブロックで名簿順位2位に優遇されるというニュースが波紋を呼んでいます。「とにかく女性候補を出せ」という小泉の指示のもと、森下の知名度や地元活動の継続が評価され、この高い順位を獲得しました。東北ブロックの定数は12であり、森下の当選はほぼ確実と見られています。
森下千里は2021年の総選挙では宮城5区から立候補しましたが、立憲民主党の安住淳に敗れました。それ以降も地元活動を続け、地元・石巻市を中心に活動してきたことが評価され、今回の比例2位という位置付けになりました。しかし、X(旧Twitter)ではこの決定に対し賛否両論が飛び交っています。彼女の過去の職業に対する批判的な声もあれば、地道な活動が認められたとして支持する声もあり、議論は続いています。
今回の比例順位2位に選ばれた背景には、東北地方で自民党の基盤が弱まりつつある現状があるとされています。地元での影響力が期待される森下が比例で当選し、各地の小選挙区候補者の応援に回ることで、党の選挙戦略を強化する狙いがあります。森下のような有名人候補を前面に押し出すことで、選挙区に光を当て、支持者を増やすことが期待されています。
小泉進次郎が「女性をとにかく出せ」という方針を掲げ、裏金問題や党の逆風が吹く中、森下千里のような知名度のある候補者が比例代表で優遇されるという戦略が、今後の選挙結果にどのように影響するのか注目されます。彼女が当選することで、東北地方や被災地の復興にも注目が集まると期待する声も多く、彼女の当選が自民党にとって吉と出るか凶と出るかは、今後の展開次第です。