パリ五輪に出場したラグビー7人制男子の日本代表選手が、選手村で窃盗被害に遭い、28日に警察に被害届を出したことが明らかになりました。外出中に寝室に置いてあった結婚指輪やネックレス、現金が盗まれたとのことです。この事件は29日に関係者によって公表されました。
パリ五輪では、他の国・地域の選手団でも同様の被害が相次いでおり、選手村の治安に対する懸念が高まっています。日本オリンピック委員会（JOC）は、選手団のスタッフや選手に対して貴重品の管理に注意するよう注意喚起を行いました。
同様の事件は今回だけではありません。2021年の東京五輪でも、選手村での窃盗事件が報告されました。当時、南アフリカのラグビーチームが外出中に現金や電子機器を盗まれる被害に遭いました。また、2016年のリオデジャネイロ五輪では、オーストラリアの選手団が選手村での盗難被害を受け、その対策として、宿舎にセキュリティガードを配置するなどの対策を講じました。
選手村は、世界中から集まったアスリートたちが生活する場であり、治安の確保は極めて重要です。しかし、大規模なイベントで多くの人が集まる場所では、どうしてもトラブルが発生しやすくなります。選手たちは大会に集中するだけでなく、自分の身の安全や所持品の管理にも気を配らなければならないのが現実です。
選手村での盗難事件が続く中、オリンピックの主催者側は、セキュリティ対策の強化を求められています。選手たちが安心して競技に専念できる環境を提供するためには、選手村のセキュリティを見直し、改善することが急務です。特に、貴重品の管理については選手自身の注意も必要ですが、運営側も万全の体制を整えるべきでしょう。
今後も選手たちの安全が守られ、オリンピックが無事に開催されることを願います。選手村の治安対策がどのように強化されるのか、引き続き注目が必要です。
