自民党の広瀬めぐみ参院議員は、秘書給与詐取疑惑により東京地検特捜部の強制捜査を受け、30日に自民党を離党しました。広瀬議員は公設秘書として届け出ていた女性に勤務実態がないのに、国から支給された数百万円の給料をだまし取った疑いが持たれています。広瀬議員は捜索に際して「しっかりと説明する」と報道陣に述べていますが、事態は極めて遺憾であり、今後の説明責任が問われています。
広瀬議員の生い立ちや経歴はさすがにすごいものでした。。昭和41年6月27日、岩手県盛岡市中央通にある小田島旅館（現ホテル小田島）に生まれました。このホテルは1897年（明治30年）に下小路（現盛岡市本町通）にて創業された、盛岡市街地で最も歴史の古い宿屋です。
広瀬議員は岩手県立盛岡第一高等学校を卒業後、1年間の米国留学を経験し、その後上智大学外国語学部英語学科に入学しました。平成11年には司法試験に合格し、平成13年には弁護士登録を果たします。さらに、平成24年には国連にて「日本の女性の地位と状況について」と題したスピーチを行い、平成30年からは法務省の人権講義「女性と人権」を担当していました。
広瀬議員の生い立ちと経歴を見ると、その輝かしい経歴には驚かされます。実家のホテル小田島の歴史の重みと、広瀬議員自身のキャリアの積み重ねが、今回の疑惑を一層際立たせる形となっています。離党はしましたが、議員は辞職していないようです。
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