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高市早苗氏、絶体絶命か? 安倍ファミリーの支援が失われた理由

高市早苗氏、絶体絶命か? 安倍ファミリーの支援が失われた理由

自民党内の保守層にとって、「安倍家」の存在感は依然として大きなものがあります。故・安倍晋三元首相が支えた高市早苗経済安保相は、その「安倍家」の後継者としての期待を背負い、前回の総裁選でも安倍派の議員票を得て存在感を示しました。しかし、今回は事態が異なります。安倍ファミリーが支援に回るのは、なんと小林鷹之前経済安保相なのです。

高市氏は9月9日に総裁選への出馬会見を行い、「安倍氏が提唱した“自由で開かれたインド太平洋”を米国と共に推進することが日本の責任だ」と力強く訴え、自身が安倍氏の正統な後継者であることをアピールしました。しかし、今回は推薦人集めにも苦労し、彼女の立場は厳しいものとなっています。その理由の一つは、かつて推薦人に名を連ねた小林氏が先に出馬を表明し、安倍ファミリーの支援がそちらに集中していることです。

8月19日に行われた小林氏の出馬会見には、旧安倍派の若手議員たちが多数参加し、さらに今月6日には安倍家の墓参りも行い、地元関係者や安倍元総理の後援会関係者からの支持を固めました。これにより、安倍ファミリーは小林氏を「安倍後継者」として推す姿勢を明確にしました。安倍氏の弟である岸信夫元防衛相の息子で、衆院議員である岸信千世氏も、小林氏の支援に回っていることが報じられ、事実上、安倍家の支援が小林氏に集中している状況です。

高市氏は依然として保守層から一定の支持を得ていますが、安倍ファミリーが小林氏を推すことで、保守層の票が分裂する可能性があります。高市氏の陣営は、決選投票での共闘を視野に入れているとしていますが、1回目の投票で上位2名に食い込めるかは未知数です。

このように、かつて安倍氏の後ろ盾を得た高市氏が、今回の総裁選で厳しい戦いを強いられている背景には、安倍ファミリーの支援が小林氏に流れたことが大きく影響しているといえるでしょう。