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 騎手のスマホ使用禁止、それでも使いたくなる理由とは?

 騎手のスマホ使用禁止、それでも使いたくなる理由とは?

競馬ファンの間で再び話題となった騎手のスマホ使用問題。2023年10月7日、JRAは騎手の永野猛蔵(22歳)と小林勝太(21歳)がレースの調整ルーム内でスマートフォンを使用していたことが発覚し、8日から両騎手の騎乗停止を発表しました。この問題は今回が初めてではなく、過去にも類似の事例があり、若手騎手を中心に何度も問題視されています。

なぜスマホ使用が禁止されているのか?

JRAは騎手に対して、レース前日から外部との連絡を遮断するため、通信機器の持ち込みを禁止しています。これは、レースに関する重要な情報が外部に漏れることを防ぎ、公正な競馬運営を守るためです。騎手は、開催日前日の夜9時までに競馬場併設の調整ルームに入室し、外部との連絡を断つことが義務付けられています。通信機器はセーフティーボックスに預けられ、レース間や休憩中の使用は許されません。

それでもなぜ使いたくなるのか?

スマートフォンが日常生活に欠かせないものとなっている現代では、騎手たちもその誘惑に抗うのは難しいようです。特に、レースの合間や調整ルームでの時間は待機が多く、スマホが手元にあればつい使用してしまうことが考えられます。また、日常的に家族や友人との連絡、ニュースの確認、娯楽にスマホを利用している人にとって、急にその自由が制限されるのはストレスとなりがちです。

さらに、調整ルームでの時間は孤独なものになりやすく、そうした環境下で騎手たちが外部とのつながりを欲することも理解できます。しかし、これらの理由であっても、競馬の公正さを守るためにはルールが最優先されるべきです。

スマホ禁止の背景

過去にも、競馬界では通信機器の使用に関する違反で処分された騎手が多数います。スマートフォンはただの便利なツールである以上に、情報漏洩のリスクをはらんでいるため、厳しいルールが敷かれています。それでも、こうした事件が繰り返される背景には、現代のデジタル依存や、騎手のメンタル面のサポートの不足も考慮する必要があるかもしれません。