いろいろ情報 山雅もね

いろいろ最新ネタです。よろしくお願いいたします。

田崎史郎氏 閣僚人事に「非主流派の在庫一掃セール」

石破茂氏がついに総理大臣に就任するにあたり、彼の新内閣の閣僚人事が話題になっています。テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」に出演した政治ジャーナリストの田崎史郎氏は、この人事について「非主流派の在庫一掃セール」と辛辣なコメントを発表しました。石破氏と長年共に歩んできた議員たちが冷遇されていた過去があり、彼らを積極的に起用したことが今回の内閣人事の大きな特徴となっています。

石破氏はこれまで自民党内で非主流派とされ、派閥間の力学に翻弄され続けた経歴があります。総裁選でも一度ならず挑戦し、ついにその座を勝ち取るまでには長い道のりがありました。そのため、身内と呼ばれる議員たちを多く閣僚に登用することは、ある意味で「当然」とも言えます。石破氏を支えてきた議員たちは冷や飯を食わされ、ポストに恵まれなかった過去を持つことから、彼が恩返しとして重要な役割を与えるのは自然な流れとも言えるでしょう。

しかし、田崎氏や他の評論家からはこの「身内びいき」についての批判も少なくありません。今回の内閣では19人の閣僚のうち6人が石破氏の側近とされる議員たちで構成されており、その割合の高さが「ここまでやる必要があったのか」という疑問を呼んでいます。また、総務大臣として起用された村上誠一郎氏のように、これまで安倍元首相に批判的な立場を取っていた人物の起用も議論を呼んでいます。

石破氏は派閥の解消を掲げ、どの派閥から何人ということを考えないと述べていましたが、結果的には露骨な「身内びいき」の印象を与える形になっています。派閥政治に反対する姿勢を見せつつも、実際には自分に近い人々を多く登用することで、反発を招く可能性があります。

それでも、石破氏がここまで来るのには多くの困難が伴っており、彼の周囲にいる議員たちが苦労を共にしてきたことを考えると、そのような人々を信頼して起用することも理解できる側面があります。