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河野氏の発言は「金を盗んでも返せば良い」

### 河野太郎氏の「返納でケジメ」発言に対する批判—自民党総裁選の行方

自民党総裁選が混沌とした状況で進行している中、河野太郎氏の発言が大きな波紋を呼んでいます。8月19日に小林鷹之前経済安保担当相、24日に石破茂元幹事長、そして26日には河野太郎デジタル担当相が立候補を表明する中、河野氏の「返納でケジメ」発言が注目されています。

河野氏は、政治資金収支報告書に不記載があった議員に対して「不記載額と同額を国庫に返納してもらうことで、ケジメとして前に進んでいきたい」と発言しました。彼の提案によれば、裏金の返納をもって問題を解決し、前に進むべきだという立場です。しかし、この発言には強い批判が集まっています。

まず、国会議員による国庫納付は寄付行為として公職選挙法で禁止されており、過去に遡っての対応が難しいとされています。河野氏の提案は、法律の改正によって収支報告書の不備に対処する特例が設けられたものの、実際には過去の問題を「返納」で解決することには難しさが伴います。茂木敏充幹事長も27日の記者会見で「過去に遡及するのは難しい」と述べており、実現には疑問符がつきます。

さらに、河野氏の発言は「金を盗んでも返せば良い」という考え方を示しているとして、世間や党内からの批判を招いています。ネット上では「万引きがバレた時に返したら許されるのか」といった声や、「ケジメをつけるなら辞めるべきだ」という意見が寄せられています。こうした意見は、河野氏の提案が根本的な問題解決には至らないとの指摘を反映しています。

自民党総裁選では、裏金問題に対する対応が重要なテーマとなっており、河野氏の「返納でケジメ」の発想が本当に改革を実現するものなのか、党内外の信頼を勝ち取ることができるのかが問われています。党内改革が期待される中で、河野氏の発言がどのような影響を与えるのか、引き続き注視する必要があります。