8月13日に日本テレビ系で放送された「ザ！世界仰天ニュース」が物議を醸しています。この回では、2022年7月に奈良市で発生した安倍晋三元首相の射殺事件を取り上げ、殺人罪で起訴された山上徹也被告が旧統一教会（世界平和統一家庭連合）によって家庭崩壊に至り、犯行に至る様子を再現ドラマとして放送しました。
番組内で司会の中居正広さんは、「宗教によって本当に助かっている団体もあって、人たちもいるんですよね」とコメントし、ゲストのヒロミさんも「それは間違いなくいると思うし、今でも統一教会でも、別にそう思っている人がたくさんいるんだろうし」と語りました。ヒロミさんの発言には、「教団に救われている人もいる」とのテロップが入れられました。
この発言に対し、X（旧ツイッター）では「それは救われてると信じ込まされて騙されてるだけ」「洗脳って話なのにヒロミさんあまりに不用意じゃないか？」などの批判が相次ぎました。一方で、「発言自体はおかしくないけどテロップの付け方がおかしいんですよ」との意見もあります。
ヒロミさんは、旧統一教会と自民党との関係について、「国の代表とする人たちがあがめている絵は見たくなかった。そういう人たちに国を動かしてもらってるというのは、ちょっと僕らは一体どこにいるの？っていう感じはした」と述べ、政治との結びつきについても疑問を呈しました。
この放送回が「TVer」で視聴できなくなったことについても、多くの憶測を呼んでいます。多くの視聴者がこの番組を見逃したり、問題の発言部分を確認しようとしたりしていますが、配信が終了しているため、ネット上では「なぜ視聴できなくなったのか」という疑問が渦巻いています。これにより、ヒロミさんの発言や安倍元首相の暗殺事件の背景にさらなる注目が集まっています。
一方で、番組制作側が問題視される可能性のある発言を含む内容の公開を控えた可能性も考えられます。視聴者の間では、真実を知りたいという声が高まっており、旧統一教会の問題と政治の関係について、さらなる議論が必要とされています。
