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櫻井翔の演技力に賛否も…『笑うマトリョーシカ』視聴率低迷の陰に「日本で政治ドラマはヒットしない」の法則

 

TBSの『笑うマトリョーシカ』は、夏ドラマの中でも期待が高かった一作です。原作は早見和真氏の人気小説で、プロデューサーには『マルモのおきて』を手掛けた橋本芙美氏。キャストも主演の水川あさみや嵐の櫻井翔など実力派揃いで、多くの話題を呼びました。特に櫻井翔は22年ぶりの助演で初の政治家役という新しい挑戦が注目されました。

しかし、視聴率は低迷しています。第1回(6月28日)の個人視聴率は3.1%、コア視聴率は2.2%。第2回(7月5日)はさらに下がり、個人2.6%、コア1.5%となり、第3回(7月12日)も同程度の低さでした。この低視聴率の背景には「裏環境」が大きく影響しています。

『笑うマトリョーシカ』の放送時間には、他局が強力な番組をぶつけてきました。日本テレビの『金曜ロードショー』では、第1回に映画『キングダム』を放送し、個人視聴率4.8%、コア視聴率4.2%を記録。第2回には『キングダム2 遥かなる大地へ』を放送し、個人視聴率4.6%、コア視聴率3.9%。第3回には『キングダム3 運命の炎』を放送し、個人視聴率5.5%、コア視聴率4.7%と圧倒的な強さを見せました。

このような状況は、ライバル局の連ドラの第1回にスペシャル番組や大作映画をぶつけるという民放のセオリーが影響しています。さらに、『笑うマトリョーシカ』の放送期間中にはフジテレビの新ドラマ『ビリオン×スクール』も開始し、視聴者の選択肢が増えたことも視聴率低迷の一因です。

また、日本で政治ドラマがヒットしにくいという傾向も無視できません。政治ドラマはリアリティとフィクションのバランスが難しく、視聴者の関心を引くのが難しいジャンルです。

櫻井翔の演技力には賛否がありますが、ドラマ全体の評価を決めるのは彼の演技だけではありません。視聴率の低迷は、強力な裏番組やジャンルの特性といった複数の要因が絡み合った結果と言えるでしょう。今後の展開でどのように視聴率を回復させるかが注目されます。