8月26日（日本時間）、ロサンゼルスで行われたドジャース対レイズの試合で、レイズのリチャード・ラブレディ投手が大谷翔平に死球を与え、球場が一瞬にして緊迫した雰囲気に包まれました。この場面は、同点の8回、先頭打者として打席に立った大谷に投じたシンカーが左手首付近に直撃したものでした。球速91.8マイル（約147.7キロ）の球が大谷の手首を直撃すると、観客席からは大きなブーイングが起こり、球場内は騒然としました。
大谷は痛みに顔を歪めながらもすぐに一塁に向かいましたが、その表情には明らかな苦痛が見て取れました。ドジャースの監督、デーブ・ロバーツもこの状況に強い懸念を示し、「本当に恐ろしい瞬間だった。大谷の手首に当たったのが大事に至らなかったことが幸いだが、もし手の小さな骨に当たっていたら、4～6週間の離脱も考えられる恐ろしい事態になっていたかもしれない」と語りました。
幸いなことに、その後の検査で大谷の骨には異常がないことが確認され、ファンやチームメイトにとっては安堵の瞬間となりました。しかし、試合後、ラブレディ投手のX（旧ツイッター）アカウントには多くの批判が寄せられ、彼のアカウントは削除されました。マンシーへの死球を含め、彼の投球に対する批判が殺到したためです。
一方で、大谷のチームメイトやドジャースのファンたちは、大谷が無事であることに感謝しつつ、今後の彼のプレーに期待を寄せています。ファンからの心配の声が飛び交う中、ラブレディの投球ミスが再び問題視されることになり、MLB全体にも波紋を呼んでいます。
