まだ怒っているの!? NPBとフジテレビの対立、収束の兆しなし
日本シリーズ取材パスを没収!NPBが激怒
10月30日、NPB(日本野球機構)がフジテレビから日本シリーズの取材パスを没収したニュースが注目を集めました。フジテレビはMLB(米メジャーリーグ)のワールドシリーズを生中継した後、同日夜の日本シリーズの時間帯にMLBダイジェスト番組を放送。これにNPBが「日本のプロ野球に対する侮辱」と激怒し、フジテレビへの出入り禁止処分を下しました。
制裁は続く?トライアウトも取材NGか
日本シリーズの取材制限だけでなく、フジテレビのNPB関連取材はさらに広がる可能性が。11月14日に行われる『プロ野球12球団合同トライアウト』も、NPBが主催するためフジテレビの取材パスが没収されたとの報道があります。崖っぷちに立つ選手たちの再起をかけた場で、フジテレビは毎年密着取材をしていましたが、今年は放映自体が危ぶまれる状況です。
年間表彰式やキャンプも出禁の可能性
フジテレビへの処分はまだ終わらないかもしれません。11月26日に予定されている『NPB AWARDS』の表彰式も出禁となる可能性が高まっており、年明けのキャンプ取材も制限されるかもしれないという声がNPB内部で上がっています。野球中継が減少し、大谷翔平の活躍などでファンの関心がMLBに向いていることへの不満が、NPB幹部に溜まっていたとも言われています。
見せしめ的「1年スパン」ペナルティ案も
NPB側では「見せしめとして1ペナルティに対して1年間のスパンで制裁を」との声も上がっているとのこと。しかし、大手メディアとの対立がNPBにとってもデメリットになるのは明らかです。来季にはドジャースとカブスが来日し、東京ドームで開幕戦が行われる予定があるため、このタイミングでのフジテレビとの関係修復が求められるかもしれません。
今後の行方は?
NPBとフジテレビの対立が今後どう収束するのか。メディアとスポーツ団体の関係も問われる事態に発展し、プロ野球の人気やメディア報道に影響が及ぶことが懸念されます。