ほんとうに「トカゲのシッポ切り」で終わってしまった!?フジテレビと大谷翔平選手の微妙な関係
1. 大谷翔平との関係悪化の背景
フジテレビが大谷翔平選手との関係修復を図ろうとしている中、局内で大きな波紋を呼んでいます。問題が起きたのは、フジテレビが10月31日に放送した『Live News days』において、大谷選手に関するニュースを取り上げた際のこと。通常、担当記者の名前はテロップで表示されるのが慣例ですが、この日は担当記者の名前が一切表示されず、局内に驚きと不満が広がりました。その担当記者とは、FNNロサンゼルス支局に所属するA記者です。
2. 大谷選手の取材拒絶とその影響
フジテレビと大谷選手の関係が悪化した原因は、先の報道にあります。大谷選手がロサンゼルスで購入した新居について、フジテレビは近隣住民へのインタビューまで行い、大谷選手のプライバシーに踏み込む形になりました。この取材に激怒した大谷選手は、フジテレビに対し取材パスを剥奪したと言われています。この一件が影響し、大谷選手はその後、フジテレビの取材を拒絶する事態にまで発展しました。
特に、10月30日のワールドシリーズ第5戦でドジャースが勝利を収めた後、大谷選手がフジテレビの取材チームに近づきましたが、メンバーがフジテレビの取材だと知ると、すぐに退散してしまったとのこと。これにより、局内では大谷選手との関係がさらに冷え込んだことが予想されます。
3. 「トカゲのシッポ切り」疑惑
局内で注目されるのは、フジテレビがA記者の名前をテロップから外すように指示した点です。この動きについて、局内では「まるでトカゲのシッポ切りだ」との不満が広がっています。フジテレビとしては、大谷選手との関係修復を目指し、A記者の関与を隠すことでその責任を回避しようとしているように見えるからです。実際、A記者はフジテレビの社員ではなく、系列局に所属しているため、フジテレビはこれまで彼の取材に依存してきましたが、突然のこうした対応はスタッフ間に不満を招いています。
4. フジテレビの対応に疑問の声
A記者の名前を封印したことについて、フジテレビの広報局は「制作の詳細についてはお答えできません」と回答しましたが、この対応に対しては納得できない声が局内から上がっています。大谷選手との関係修復を目指す姿勢を見せる一方で、責任を系列局の記者に押し付けるような形になったことが、局内スタッフの間で「責任逃れ」の印象を与えてしまったのです。
5. これからの展開はどうなる?
大谷翔平選手との関係がどのように修復されるのかは、まだ不透明です。フジテレビが今後、どのように対応していくのか、そして大谷選手の信頼を取り戻すためにどれだけ努力するのかが注目されます。だが、現時点では「トカゲのシッポ切り」的な対応がかえって局内外の不信感を招き、大谷選手との関係は一層深刻化してしまったとも言えるでしょう。