SNSで広がる「闇バイト」の危険性：高額報酬の裏に潜む犯罪
近年、SNSを通じた「闇バイト」への応募が増加しており、高額報酬を謳った危険な案件が社会問題となっています。横浜市で発生した強盗殺人事件の容疑者である22歳の男性、宝田真月容疑者は、SNSで「ホワイト案件」として紹介されたバイトに応募したことが事件のきっかけでした。彼は、指示役から現場を案内され、最終的に後藤寛治さん（75）を縛り、殺害した疑いで逮捕されました。
短期間で高額報酬、しかしその実態は…
宝田容疑者は調査の中で「税金の滞納金があり、短期間で稼げるバイトを探していた」と供述していますが、父親はお金に困っている様子はなかったと証言しています。しかし、闇バイトに応募してしまい、犯罪に加担してしまった背景には、「途中で犯罪だと気づいたが、個人情報を知られていて断れなかった」「家族に危害が加わる恐れがあり恐怖を感じた」と語っています。
闇バイトに気づいたらすぐに相談を
このようなケースでは、応募した時点では「ホワイト案件」と思っていても、途中で犯罪に関与していることに気づく場合があります。その際、すぐに警察に相談することが重要です。警察庁も、SNSでの高額報酬の闇バイトに応募してしまった場合でも、本人や家族の安全を確保するために保護を提供できると呼びかけています。
拡散希望：自分と家族を守るために
闇バイトは表向きは簡単に大金を稼げるように見えますが、その裏には犯罪が潜んでいることが多く、取り返しのつかない結果を招くこともあります。少しでも怪しいと感じた時点で、勇気を持って相談することが自分と家族を守る第一歩です。このような情報を周囲にも広め、犯罪の被害者や加害者を増やさないための意識啓発が必要です。
