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沖縄観光する余裕があるなら、高いコメを食べてほしい!—観光客が買い占める現状に物申す

沖縄観光する余裕があるなら、高いコメを食べてほしい!—観光客が買い占める現状に物申す

全国的なコメ不足が深刻化する中、沖縄では相変わらずスーパーに山積みされたコメが目立っています。首都圏やその他の地域では、品薄で買うのも一苦労な状況ですが、沖縄に観光に来た人たちがわざわざコメを大量に買い占める姿が目につきます。沖縄本島石垣島では、観光客が地元へ帰る前にコメを買い、県外へ送る動きが急増。もはや「令和の米騒動」の余波が観光地にまで広がっているようです。

農林水産省の発表によれば、6月末時点で国内の主食用米の在庫は前年比2割減の156万トンと、過去最低水準に達しています。猛暑や減反政策などが原因で、供給が追いついていないのです。さらに、家庭での備蓄意識が高まり、ますますコメが不足する事態に。そんな中、沖縄では通常通りコメが豊富に並び、観光客がそれを「お土産」として持ち帰る姿が珍しくなくなっています。

特に石垣市宮古島市では、観光客が5キロ入りの米袋をわざわざ配送する依頼をするほど。コメが豊富な沖縄にいるのなら、現地でしか味わえない高級米や、沖縄の美味しい料理にお金を使ってほしいものです。観光の余裕があるなら、日頃の食文化を楽しむ余裕も持ち合わせてほしいと思うのは筆者だけでしょうか。

沖縄のスーパーや市場でも、コメを買い込む観光客が続出しています。中には、千葉県からのお客さんが10キロのコメを2000円かけて自宅に送ったという話も。大阪からの観光客が手荷物でコメ袋を持ち帰る姿も見られ、地域の人々も驚きを隠せません。誰かが買い始めると、他の観光客も「買わなきゃ!」と焦りを感じてしまうのでしょう。

しかし、これは決して沖縄の人々のためになる行動ではありません。コメの需要が異常に増えれば、いずれは沖縄のスーパーからも品薄になりかねません。台風や物流の停滞があれば、在庫が逼迫する恐れもあります。観光に来たなら、その地の美味しいものを楽しんでほしい。観光地を訪れる余裕があるなら、高いコメを現地で食べて、その味わいを思う存分堪能してください。

観光客には、必要以上のコメの買い占めを控え、沖縄の食文化や自然を楽しむことにお金を使ってほしいと思います。沖縄の米が無くならないよう、私たち一人ひとりが冷静に消費行動を見直す必要があるのではないでしょうか。