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ボールに水をかけるのは「あり」か「なし」か?藤尾の疑問とサッカーのルールの狭間で

 

J1リーグ第27節、FC町田ゼルビアジュビロ磐田の試合で、FC町田の藤尾翔太がPKの際に見せた行為が物議を醸しました。藤尾がPKキック前にボールに水をかけたところ、審判がそのボールを別のものに入れ替え、藤尾はこれに対して「なんで?」と疑問を呈しました。

藤尾の疑問は、「キーパーがグローブに水をかけるのと同じではないか?」というものです。確かに、ゴールキーパーがグローブに水をかけるのは、汗を拭き取る目的やグリップ力を高めるために一般的に行われる行為です。しかし、ボールに水をかけるという行為はあまり見られず、これはルール上どう扱われるべきかという議論を呼びました。

サッカーのルールブックには、ボールに水をかける行為について具体的に記載されていません。そのため、藤尾が指摘したように、ルール的に明確な違反ではないと考えられます。しかし、審判がボールの状態や試合の公平性を確保するために、入れ替えを判断する権限は持っています。審判が水がかけられたボールが通常の使用に適さないと判断した場合、ボールを交換するのは合法的な裁量の範囲内です。

一方で、藤尾のような選手にとっては、ボールの感触や重さが変わることはパフォーマンスに影響を与える可能性があり、不満が出るのも理解できます。ボールに水をかける行為がどの程度許容されるのか、また、それが試合にどのように影響を与えるのかについては、今後も議論が必要かもしれません。

最終的に、この試合では藤尾が落ち着いてPKを成功させ、チームの勝利に貢献しましたが、こうした事例が今後も繰り返されるようであれば、サッカー界全体で統一されたルールやガイドラインの見直しが求められるかもしれません。選手の疑問に答えるためにも、明確なルールの整備が必要です。