フジテレビ系特番「FNS27時間テレビ」で放送された企画「生学校かくれんぼ」がネット上で物議をかもしています。この企画では、小学生100人が学校内に隠れているピン芸人のやす子(25)を探すというものでした。
企画の中で、メガネをかけた女の子がロッカーの異変に気づきましたが、開け方が分からず苦戦していました。最終的に別の男の子がロッカーを開け、やす子を発見しました。この瞬間、女の子が発見したことが評価されるべきだったのではという声がネットで広がりました。
やす子が「見つけてくれた人」に尋ねると、女の子の弟と思われる男の子が威勢良く返事をし、女の子はその子の肩に手を置くだけでした。さらに、開けるのをサポートした男の子が注目され、女の子は発言の機会を得られませんでした。この状況に対し、「見つけたのは女の子なのに」「喋りたかっただろうなぁ」「切ない」という同情の声が多く寄せられました。
ネット上では、「見つけてない人が『見つけた人』に挙手しててなんかグロいもの見た気持ち」「観てるこっちがションボリ」といった感想も相次ぎました。女の子の貢献が評価されなかったことで、多くの視聴者が不満を感じたのです。
この出来事は、子どもたちの努力や発見が公平に評価されるべきだという教訓を私たちに教えてくれます。テレビ番組は視聴者の共感や感動を呼ぶために構成されますが、その過程で一人一人の努力を見逃さないようにすることが大切です。今回のかくれんぼ企画は、子どもたちの純粋な頑張りに対する尊重が欠けていたと言えるでしょう。
今後のテレビ企画では、より公正で視聴者が納得できる形で子どもたちの努力が評価されることを期待したいです。このような事態を避けるためにも、番組制作側には配慮が求められます。