「足立の花火」ギリギリの中止発表：賛否両論の苦渋の決断
7月20日、関東地方は東京を中心にゲリラ豪雨と雷に見舞われました。その影響を大きく受けたのが「足立の花火」で、予定されていた午後7時20分からの打ち上げが午後6時55分に中止となりました。中止発表のタイミングについて、ネット上では賛否両論の声が飛び交いました。
足立区観光交流協会の担当者によると、「18時45分に中止を決定し、18時55分に発表しました」とのこと。ゲリラ豪雨の予測が難しい中で、遠方での落雷を確認し、雷雨の危険性が高まったことから中止を決断したと説明しています。会場には約40万人が集まっており、人命を最優先するための苦渋の決断でした。
ネット上では「中止は賢明な判断」という声もあれば、「経済効果を考えギリギリまで発表しなかったのでは？」という批判も見られました。しかし、気象予報士の白戸京子氏も「ゲリラ豪雨はギリギリまで予測が困難」と指摘しており、人命優先の判断は避けられないものでした。
一方で、有料席の払い戻しについても議論が起きています。有料席は完売しており、約3000万円の損失が発生しました。担当者は「ふるさと納税分のチケットは払い戻しがない」としつつも、それ以外のチケットは全額払い戻しすると説明しています。
今回の中止決定について、足立区観光交流協会は「人命最優先の判断であり、間違いではなかった」と述べています。次回の「足立の花火」が無事に開催されることを祈るばかりです。
この出来事を通じて、予測不可能な天候とイベント運営の難しさが改めて浮き彫りになりました。来場者の安全を最優先する姿勢に、多くの理解と共感が寄せられています。
