諏訪魔、引退を考える時期に差し掛かる!?「去就問題」が浮上した胸中の告白
全日本プロレスの諏訪魔(47)が、プロレスキャリアの節目を迎え、ファンや関係者を驚かせる告白を行いました。11月9日に後楽園ホールで開幕する「世界最強タッグ決定リーグ戦」を前に、彼の心中には引退を意識せざるを得ない複雑な思いが渦巻いているようです。今回は、その悩みとともに今後の去就問題について迫っていきます。
「エボリューション」に名前変更、そして…?
諏訪魔は、今回の最強タッグリーグ戦において、鈴木秀樹(44)とともに「バカの時代」でBブロックにエントリーしていました。しかし、前日会見で突然「バカの時代」を離脱し、新たに「エボリューション」というチーム名での活動を発表。この変更に関しては、団体側もスタッフも予期していなかったようで、突然の発表に慌てて対応を余儀なくされました。
その理由について諏訪魔は、「エボリューションをやると約束したから」と語り、また鈴木が「みんながバカに走っているから逆をいこう」と提案したことが大きかったと説明しています。ですが、彼の言葉からは、単なるチーム名の変更以上の深刻な背景が見え隠れします。
20周年を迎えた諏訪魔の思い
2024年10月、諏訪魔はプロレスデビューから20周年を迎えました。この節目の年に、彼は何かを深く考えている様子を見せています。「俺自身のことでも、いろいろ考えていることがあって…」と語った彼の言葉からは、引退やキャリアの終焉を意識せざるを得ない状況にいることが伝わってきます。
また、今年7月には、三冠ヘビー級王座戦線から撤退する旨を発表し、その後撤回するものの、耳性めまいによるドクターストップで一時的にリングを離れた時期もあり、身体的な限界に達していることが伺えます。長年の激闘が彼に大きな負担を与えており、これ以上の戦いが続けられるのかという悩みも抱えているのです。
棚橋弘至の引退を受けて
同じ年齢であり、諏訪魔が深く影響を受けたと思われるのが、新日本プロレスの棚橋弘至選手の引退発表です。棚橋は、2026年1月をもって現役を引退することを発表しました。諏訪魔は、「キャリアは棚橋のほうが上だけど、年齢は一緒だからね。やっぱり棚橋選手の引退を聞くと、いずれそういう時が俺にも来るのかな」と語り、引退を意識せざるを得ない気持ちを明かしています。
最強タッグに懸ける想い
諏訪魔は、最強タッグリーグ戦に向けて「もうバカはやらないから」と断言し、鈴木秀樹とのコンビで優勝を目指す決意を新たにしています。彼の目標は、プロレス界での最後に輝かしい結果を残し、花を咲かせること。しかし、悲壮感を漂わせるその言葉の中には、引退を視野に入れた新たな決意が込められているようです。
引退の時期が近づく?
この一連の言動から、諏訪魔の「去就問題」がいよいよ現実味を帯びてきたと言えるでしょう。プロレスにおいて、20年という歳月を経て、身体的な限界を迎えたことや、同年代の棚橋選手の引退発表が彼に大きな影響を与えたことは間違いありません。今後、諏訪魔がどのような決断を下すのか、その行方に注目が集まります。
引退が現実のものとなるのか、また新たな挑戦が待っているのか。ファンとしては、彼の決断を静かに見守りつつ、その偉大なキャリアの終わりを迎える準備をしておくべき時が近づいているのかもしれません。