首都圏球団で争奪戦か?FA権行使の石川に熱視線
プロ野球のFA戦線が激化する中、注目を浴びているのがソフトバンクの石川柊太選手です。11年目のシーズンを終えた32歳の石川選手が国内FA権を行使することで、在京球団を中心に「大争奪戦」の様相を呈しています。
石川選手は今年、15試合に登板し7勝を挙げました。特に8月以降の6登板で5勝を収めるなど安定した成績を残し、チームのリーグ制覇に貢献。また、日本シリーズ第4戦でも6回途中1失点の好投を見せ、首都圏球団にとっては魅力的な存在となっています。
関東球団が注目する理由とは?在京志向がカギ
石川選手は東京・品川出身で、「在京志向」があると噂されています。このため、巨人やヤクルト、DeNA、西武といった首都圏球団が注目しています。さらに、巨人は菅野智之選手のメジャー挑戦を見据え、先発投手の補強が急務となっており、最も積極的に動く球団の一つとなりそうです。他にも佐々木朗希選手のメジャー挑戦が噂されるロッテや新体制となる西武も、石川選手への関心を示しています。
育成ドラフトから這い上がった実力者
石川選手は2013年に育成ドラフト1位でソフトバンクに入団し、2020年には11勝3敗を記録して最多勝と最高勝率のタイトルを獲得した実力者です。育成選手からタイトルホルダーにまで成長した選手であり、チームへの恩義も深いようです。
しかし、昨オフには複数年契約ではなく1年契約のみが提示されたことで、球団の姿勢に複雑な思いを抱いていたとされます。年俸1億2000万円と「Cランク」で人的補償が発生しないことも、FA市場での人気を加速させる要因となっています。
関東以外からも調査進行中
石川選手への関心は首都圏にとどまらず、阪神など関東以外の球団も注目しているといわれます。阪神の新監督、藤川球児氏率いる新体制の下で、石川選手の獲得に向けた動きが進む可能性もあり、全国的に争奪戦が展開しそうです。
人気者石川選手、今後の動向に注目
在京志向や実力を備えた石川選手が、FA市場でどのような選択をするのか、プロ野球ファンの関心は高まるばかりです。石川選手の今後の動向がどのように展開するのか、この冬のプロ野球の話題を大きく盛り上げることになりそうです。