石破首相「僕が悪いわけじゃない、みんなが選んだんだから」
今回の衆院選で自民党と公明党の与党は、長年維持してきた過半数割れの結果となり、石破首相の進退にも注目が集まっています。ところが石破氏は「辞任はしない」と明言し、「そもそも僕一人の責任ではない、皆が僕を選んだ結果なのだから」との立場を強調しています。
なぜこんな結果に？自民党が受けた逆風の背景
この選挙結果には、複数の問題が影響しているとみられています。旧統一教会とのつながりや、派閥の政治資金問題、増税プランなど、積もりに積もった不満が一気に噴出した形です。しかし、石破首相は「みんなで決めたこと、みんなで選んだこと」と、責任が一人に集中するべきではないという姿勢を見せています。
「2000万円支給問題」も石破首相の意図ではない？
選挙直前に発覚した「2000万円支給問題」も、党内の不満を呼んでいます。これは非公認候補にもかかわらず、党から政党交付金が支給されていた問題ですが、石破首相自身はこれについても「僕が単独で決めたわけではない」と言及。党幹部と相談のうえで進められたことがわかり、責任が分散されるべきとする主張です。
旧安倍派との軋轢：党内で広がる不満の声
選挙戦では石破首相と距離を置いてきた旧安倍派議員がターゲットとなり、「非公認・比例重複なし」といった方針が党内の不満を増幅させました。こうした方針も党内で議論を重ねた結果であることから、石破首相は「みんなで決めたことだから、僕一人のせいじゃない」との立場を強調しています。
結局、自民党全体の選択
石破首相は「僕一人を責めるべきではない」とし、党全体で選び、決めたことを進めただけと主張しています。自民党にとって今後の展開が鍵となる中、石破首相の「みんなで選んだんだ、僕一人の責任じゃない」というスタンスがどう受け止められるのかが注目されています。
