自分自身を陳列する「陳列罪」!?SNSで拡散する問題投稿
近年、SNS上で過激な写真や動画が拡散される事例が増加しています。特に、公共の場での不適切な行為を撮影し投稿するケースが注目されています。最新の事例として、都営新宿線の車内で女性がスカートをたくし上げ、下着を露出させる行為を撮影し、SNSに投稿した内容が波紋を呼んでいます。
公共の場での露出行為の法的リスク
この行為に対し、東京都の「迷惑防止条例」に違反する可能性があると指摘されています。公共の場所で通常隠されている身体の一部を露出する行為は、「卑猥な言動」とみなされ、迷惑防止条例の対象になるとされています。また、場合によっては「公然わいせつ罪」にも該当し得る行為です。過去の例では、こうした行為が現行犯逮捕に至るケースも多く、SNSを通じて拡散した場合には「わいせつ物陳列罪」に該当する可能性もあります。
拡散される過激なSNS投稿の背景
今回の女性は、SNS上でのフォロワー数が多く、他の場所でも同様の投稿を繰り返しています。彼女の投稿には、フォロワーからの好意的なコメントが寄せられる一方で、「公共の場でやるべき行為ではない」「他人に迷惑をかけている」という批判も少なくありません。さらに、SNSでの反応を煽るようなキャプションがつけられ、行為をエスカレートさせる動きが問題視されています。
SNSでの過激な自己アピールがもたらす影響と注意喚起
こうした露出行為の問題は、個人の行動が一歩間違えば法律に触れる可能性があることを示しています。SNSの「いいね」や「リツイート」数が動機となり、さらなる過激行為に走るケースが目立ちますが、公共の場での行動にはモラルと責任が求められるべきです。特に公共交通機関内は多くの人が利用する場所であり、他の利用者の迷惑になる行為は厳しく取り締まられる可能性があることを理解する必要があります。
自らの投稿が招くリスクを認識しよう
SNSの「自己陳列」がもたらすのは一時的な注目かもしれませんが、その代償が法的責任となる可能性もあります。注目を集めたい気持ちは理解できますが、公共の場では周囲への配慮が必要です。